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「わたしがちいさかったときに」

2009.08.06 *Thu
「わたしがちいさかったときに」  フォア文庫
   編集 長田 新 「原爆の子」他より
   画   いわさきちひろ

 ・ 60日ぐらいして、よなかにとうちゃんが、おばあさに、いもをくいたいといいました。
   おばあちゃんは、はいといって、いもをにました。
   「おとうちゃん、いもができました。」
   といって、とうちゃんをみると、もうこえがでません。 
   ぼくがとうちゃんのからだにさわてみると、つめたくなって、もうしんでいました。 
   とうちゃん、おかあちゃん、さようなら。  

 ・ お母ちゃんは仏だんのまえで、白いおほねになっておられました。
   お母ちゃんは今は中島ののうこつでんにすんでおられます。 毎月の六日には、私は
   おじいちゃんと二人してお母ちゃんにあいに行きます。 
   でも、私にはお母ちゃんのすがたがどうしても見られません。 
   ただ、のうこつばしらが、しずかにたておられるのが見えるだけです。
  
 ・ あくる朝、お兄さんたちが私をおこして、
   「お母さんがしんだ。」
   といわれました。 私はびっくりして、すぐお母さんのところにいって、
   「おかあさん。」
   と声をかけたが、お母さんの声はきこえません。 私はかなしくなって、二、三べん、
   「おかあさん。」
   といいました。 でもお母さんの声は、やはりきこえてきません。 
   私はお母さんのむねの上にうつむいて、なくばかりでした。 
   ・・・・ そうしてある朝、起きてみたら、お兄さんがしんでおれれました。 
   そうして、みんなつぎつぎと死んでいかれ、兄ちゃん二人と私がのこりました。
   それから、私はよそにやられ、あちらこちらにばらばらになって、みんなどこにいったか
   わかりません。

 ・ ばくだんがおちたあと
   おかあちゃんが
   だいじにのけといた米をたきながら
   せんそうをして
   なにがおもしろいんだろう
   といって、
   たかしや たかしや
   まめでかえってくれと
   いってなきながら
   おむすびをつくる




  まだ読んだ事の無い方はぜひお読みになってみて下さい。
  忘れてはいけない事だと思います。

                 合掌

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